IoTエンジニアとして仕事をするなら取得しておきたい資格が4つある。
まず「IoT検定」だ。これはIoTに関わる全ての人を対象としており、マーケティングやサービス、ユーザーなど、さまざまな立場や視点からIoTの企画や開発、利用をするために必要な知識があることを認定する資格である。
次に紹介するのは、IoTビジネスに関わる人を対象とする「IoTシステム技術検定試験」だ。IoTシステムの企画や構築、活用や運用改善を、効果的かつ効率的におこなった上で、より高い機能や新しい機能を生み出すために必要な基本知識の習得を目的としている。基礎、中級、上級の3段階のレベルがある。
国家資格の「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」は、IoT開発の中でも特に重要なエンベッドシステム(組み込みシステム)に関する知識が問われる資格である。広範囲の専門知識や発想力が求められるだけでなく、プロジェクトチームの管理能力までもが求められる。
最後にもうひとつ国家資格を紹介する。2017年にできた「情報処理安全確保支援士試験」だ。最新のセキュリティに関する知識や技能を備えていることを証明するものであり、有資格者は情報処理安全確保支援士を名乗ることができる。
以上4つのIoTに関する資格を紹介した。IoTエンジニアになるために、特に必要な資格はない。
とは言え、IoTに関する資格を持っていれば、IoTエンジニアとして必要な知識やスキルを持っていることの証明となる。また、転職の際には大きなアピールとなるだろう。これらの資格取得を目指すことで、5G時代を生き残ろう。